『ブログを始めたけど、文章がうまく書けない。』
『あいてに伝わる文章ってどう書けばいいの?』
『相手の心を鷲掴みにする文章テクニックはないの?』
この記事を見ているあなたは文章に困っていると思います。
そんなあなたにピッタリの本「相手によって使い分けるロジカルな文章、情緒的な文章」を紹介します。
この本のいいところは「短期的なテクニック」ではなく「長期的に文章で信頼を得る方法」が書かれているところです。
元新聞記者の著者が文章について書いている本なので信頼性が高く、すぐに取り入れることができる内容です。
ブログで文章をうまく書けないと悩んでいる人のために以下の内容をまとめます。
- 文章を書く4つのマインド
- 文章13のセオリー
- 文章の鉄板ネタ8選
- 情報の肉付けに役立つサイト5選
- ブログの文章を書くライティングテクニック
ブログの文章が書けない理由
重要なところを図解でまとめました。

「文章が書けないのはメンタル」と著者は主張しています。
「立派な文章を書かないといけない」という焦りを感じていませんか?
結論は、『文章は「うまい」必要はない、とにかく「思いを込めて書く」と自然と文章はうまくなる』です。
「え、でも文章のうまい人いるじゃん」って思いますよね。
確かに、文章のうまい人はいます。
でも、テクニックに頼ると主張にブレが生じて信頼関係を壊します。
なので、
長期的に文章で信頼関係を築くために必要なことについて説明します。
文章の土台作り
文章を書けない理由は、「マインド」です。
しかし、今まで全く書けなかった人が一夜にしてスラスラ書けるようになる魔法はありません。
初歩の初歩にいる人はまず以下の4つを実践してください。
- 文章をたくさん読む
- 語彙を増やす
- 良い文を原稿用紙にひたすら書き写す
- 良い文を音読してリズムを叩き込む
これらは避けても避けられない問題なので、反復してインプットしてみましょう!
4つのマインド>スキル
土台が整っているの書けない理由は、メンタルです。
文章力の本質は、スキルより「メンタル」です。
正しいメンタルが整えば、人に伝わる文章が書けるようになります。
では、どうすればメンタルが整うのか?
次の4つのマインドを育てることが大切だと著者はいいます。
- 文章を書く「勇気」
- 文章を書く「情熱」
- 文章を書く「愛」
- 3つを支える使命感
この4つがないままテクニックを磨くと、短期的にうまくいっても、長い目で見ると失敗します。
なぜなら、一貫性がないことを読者に見破られるからです。
では、「どうやってマインドを育てるの?」というと。
4つを含む言葉を、文章で意識して書いてみましょう!
例えば、
- 勇気を出して、やってみます
- 私には夢があります
- 感謝しています
- これが私の使命です
などです。
恥ずかしいですよね。
でも、フランスの哲学者アランはこんな言葉を残しています。
「悲観は気分、楽観は意思」
つまり、自分の意識の力でメンタルは操作できるということです。
だから、恥ずかしがらずに文章を書きましょう!
感情を文章にするときはTwitterがおすすめです。
文章が苦手な人はぜひツイートを作る練習をしてみてください。
文書のセオリー13を解説
文章のセオリー13個と鉄板ネタ8選を図解で1つにまとめました。

一部を詳しく説明します。
1.文章は「うまい」必要はない
下手でいいからまず書く=アウトプットをしましょう。
アウトプット優先な理由は2つあります。
- 書かなければうまくならないから
- 書かない=ゼロ。下手でも書けば、相手に何かを伝えれるから
まずは“書ききる”にフォーカスしましょう。
文章は書き慣れていないから、書けないのが事実です。
「大事なのは中身だし、うまい下手はともかく、思いを込めて書く」と今すぐアウトプットしましょう。
2.メモを取る習慣を作る
文章は「内容」に価値があります。
価値のある文書とは、他にはない、あなたが生み出したオリジナルです。
そのために、「ネタあつめ」が大切です。
文章が書けない大きな理由は、「ネタがない」ことです。
だから、普段からメモを取ってネタのストックを作りましょう!
3.主張は体験とセットで書く
主張とセットで書かないと、説得力がなくなり、読み手を納得させることができません。
特にブログ記事は一次情報が重要です。
体験を伴わない記事は、読んでもらえません。
「健康のために、運動が大切です」と書かれている記事より、
「週一の運動では、メタボはなくなりません。(写真付き)もう一度言います。週一じゃ足りません。」
と体験を語るとその後の文章に説得力や共感を抱くことができます。
つまり、体験こそが文章を面白くし、説得力を高めます。
「コタツ記事」にならないように「体験」とセットで書きましょう。
4.ファクトと思いは「7対3」
説得力を高めるためには、具体的事実=ファクトを中心に書くことが重要です。
しかし、ファクトばかりだと堅苦しくなり、面白くありません。
そこで、文章に自分の経験を交えると効果的で面白い文章になります。
ファクトと思いは7対3の割合で文章を書くとバランスが取れて、説得力と共感力のある文章を書けるようになります。
5.目の前の人に向けて書く
文章を書く目的は「人に何かを伝える」ことですよね。
でも、文章を書くときは1人ですよね、すると途端に書けなくなる。
解決策が「目の前に人がいる」と想像して書くことです。
親しい人を想像して書くことがおすすめです。
その人に伝わるように、表現を工夫して書くことで人に伝わる文章を書くことができます。
ロジカル5段階ライティング
ロジカル5段階ライティングを図解で解説。

ロジカル5段階ライティングは、自分の主張を相手に理解・納得させたい時に有効な書き方です。
書き方は以下の5段階です。
- 主張を述べる
- 理由を述べる
- 根拠のファクト
- 自己の体験談
- まとめ
4番目の「自己の体験談」が重要なのでポイントを説明します。
ポイントは、体験談・ストーリー
自己の体験談・ストーリーを語ることで、相手はぐうの音も出ないほど、納得する効果があります。
体験談はロジックを補強してくれる材料として有効的であるだけではなく、「共感」が生まれます。
「あ。この人わたしと一緒だ!」
と感情移入してもらう文章を書くことが一番大切です。
体験談とストーリーにこだわって文章を書きましょう。
文章の信頼度を上げてくれるサイト5選

文章を書くうえで信頼度の高いデータを信頼できるサイトから引用することは極めて重要です。
事実の根拠を示すことで、記事の信頼性が高くなるからです。
そこで信頼度が高い、本書でも紹介されているサイトを5つ紹介します。
1.総務省・日本の統計
2.都道府県の統計
地域密着型のテーマを書くときは、「◯○県 統計」と検索することで、その県の統計情報サイトが見つかります。
説得力を高めるときに使ってみてください。
3.国立国会図書館オンラインサービス
4.国立情報学研究所の論文検索サイト「CiNii」
日本国内の論文、図書、雑誌や博士論文を検索することができます。
5.国会会議録検索システム
昭和22年以降の国会の本会議、委員会の会議録から、検索して調べることができます。
「ロジカルな文章、情緒的な文章」まとめ

「相手によって使い分けるロジカルな文章、情緒的な文章」について解説しました。
内容をまとめます。
- 初歩の初歩は、書いてアウトプットから始める
- 文章が書けない原因はメンタルである
- メンタルを整えるために4マインドの意識した文章を書く
- 文章のセオリー13個は必見
- ネタに困ったら、鉄板ネタを参考にする
- ブログ記事は「ロジカル5段階ライティング」で書く
- 体験談とストーリーが共感を生む
- データーは信頼できるサイトから引用する
テクニックを磨くことも大切です。
でも、人に思いを伝えるためには「4マインド」が重要なことが伝わってくる1冊でした。
本書でも触れられていますが、文章は思いを込めてたくさん書くことで上達します。
文章が書けないと悩んでいる人は、体験を含んだ記事を量産しましょう。
量を書くことで文章力は上がります。
今書けなくても大丈夫です。
まだブログを始めてない人は、この機会にブログを立ち上げてアウトプットする習慣を作りましょう。
ブログの始め方はこの記事に書いているので参考にしてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。