書評・読書術

【書評】「自分でできる子に育つほめ方叱り方」パパも子育て本を読もう

ほめ方叱り方

この記事では自分でできる子に育つほめ方叱り方から学んだほめ方と叱り方のポイントについて解説します。

悩む人
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すぐに子供に怒ってしまう…
悩む人
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子供との向き合い方に自信がない

この記事を書いている僕は3児の父親です。
子供との距離感、ほめ方と叱り方には正直自信がありません。

でも、子供たちには自分で考えて行動できる。
変化の激しい時代を生きていける柔軟な思考を身につけてほしいと思っています。

この本から学べることは、何気なく言ってしまっている「ほめ方」「叱り方」の口ぐせを意識して変えるだけで、子供とより繋がりを感じることができるようになることです。

本書の中から4点について解説します。

この記事でわかること
  1. 自分でできる子に育つ教育方法
  2. 子供と向き合える「無条件な接し方」とは
  3. ほめ方のポイント
  4. 叱り方のポイント

1つでも実践して、「家族が笑顔で毎日暮らせる」そんな家庭を気づいていきましょう!

「自分でできる子に育つほめ方叱り方」2つの教育方法

自分でできる子に育つほめ方叱り方 要約

この本では著者の島村華子さんが学んだ2つの教育方法を軸に、ほめ方と叱り方が紹介されています。

2つの教育方法について解説してからほめ方、叱り方のポイントを解説します。

2つの教育方法に共通しているポイント
『大人は子供が自分でやってみたいという自主性を伸ばすためのわき役に周り環境を整える』
ということです。

  1. モンテッソーリ教育
  2. レッジョ・エミリア教育

2つの教育方法について解説します。

1.モンテッソーリ教育

自分でできる子に育つほめ方叱り方
モンテッソーリ教育は、医師であり教育家であったマリア・モンテッソーリ博士が考案した教育法です。
「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という「自己教育力」の存在がモンテッソーリ教育の前提となっています。歩くことを教えなくても、歩こうとしたり、積極的に環境に関わりながら様々な事柄を吸収していったりする姿は、子ども自身が自立に向かって、成長・発達していこうとする姿のあらわれといえます。この内在する力が存分に発揮できる環境と、自由が保障された中で、子どもは自発的に活動を繰り返しながら成長していきます。
簡単にまとめると、子供には自分で成長できる力が元々あるから大人はその環境を整えてあげましょうということです。

2.レッジョ・エミリア教育

自分でできる子に育つほめ方叱り方

レッジョ・エミリア教育では、子供の自律性や協調性を養うために「プロジェクト活動」「自由な芸術活動」「ドキュメンテーション」というユニークなアプローチを設けており、子供の自主性や興味・関心を伸ばす教育に取り組んでいます。

参考:【総まとめ】レッジョ・エミリア教育とは?家庭での実践方法まで解説

モンテッソーリ教育との違いはアプローチの仕方です。

レッジョ・エミリア教育では、教室以外の公園など自然環境などを教材と扱う場合が多いです。

2つの教育法の共通点

共通点は「大人は子供のわき役に回り、子供が探究心を満たせつような環境づくり」をすることです。

気を付けるポイントは2つです。

  1. 自分達が決めた「成功」のイメージを子供に知らず知らずに押し付けない
  2. しつけだからと言い訳をして大人のエゴを子供に押し付けない

「えらい」「上手」「すごい」や「ダメ」「いけない」がなぜ悪影響なのかを説明するとともに、どうすればいい教育方法を実践できるのかが書かれています。

子供と向き合う「無条件の接し方」とは

自分でできる子に育つほめ方叱り方

「無条件の接し方」とは、行動の良し悪しにかかわらず愛情を注ぎ、子供の気持ちに寄り添うことです。

つまり、考え方や行動の理由に向き合います。

子供の気持ちを受け入れながらも、子供にとって自信を持ったリーダーとして寄り添うことが大切です。

無条件の子育てを実践する上での5つの原則を紹介します。

無条件の子育て5原則
  1. ほめ方と叱り方に気を付ける
  2. 「子供に対してのイメージ」を見直す
  3. 子供にとって良きリーダーでいる
  4. 子供への要求を見直してみる
  5. 子育ての長期的なゴールをもつ

①ほめ方と叱り方に気を付ける

ほめるときと叱るときはどちらも、能力や見た目に集中した声かけを避け、努力や経過に言及したり、子供の行動について具体的に声をかけたりすることが重要です。

つまり、子供の行動を親がコントロールしないことです。

どんどん子供に対して質問してあげて子供の内側の世界を開かせることが大切です。

②「子供に対してのイメージ」を見直す

「子供のイメージ」とは、個人や集団が、教育現場や社会の中で、子供の役割・能力・責任・目的やモチベーションをどのように捉えているかということです。

つまり、親が子供という存在に対してどのようなイメージを持っているかが、親の行動の根源になります。

大人に「迷惑」をかけない子供がいいという無意識のイメージを持っていませんか?

子供には一人でできる力があると、信頼してサポートする環境を整えてあげることが大切です。

③子供の良きリーダーでいる

親がよきリーダーであるということは、子供にとって心の安定につながる大切なことです。

つまり良きリーダーとは、子供と向き合い気持ちに寄り添いながらも、必要な制限を設け、子供に道標を示す人のことです。

④子供への要求を見直してみる

子供は年齢によって、できることも、期待していいことも異なります。
成長段階に合わない要求はしないことが重要です。

「子供を信じる」ことと、「子供に非現実な期待を持つ」ことは意味が違います。

大人の都合を押し付けていないか立ち止まって考えることが大切です。

⑤子育ての長期的なゴールをもつ

普段の自分の接し方が子育ての長期的なゴールの妨げになっていないか考えることが大切です。

自分で考える子になってほしいと思っているのに、「口答え」するなと子供に言っていませんか?

普段の行動や言動が子育ての長期的なゴールに貢献しているか、あるいは子供の成長の邪魔になっているのか意識してあげましょう。

ほめるときの3つのポイント

自分でできる子に育つほめ方叱り方

ほめ方には3つのポイントがあります。

ほめ方の3つのポイント
  1. 成果よりも、プロセスをほめる
  2. もっと具体的にほめる
  3. もっと質問する

①成果よりも、プロセスをほめる

子供を誉めるときに大切なのが能力や性格をたたえるのではなく、取り組んでいる過程での努力や挑戦した姿勢、やり方を工夫した点になど励ましてあげることです。

例えば子供がテストで100点をとった場合は以下のようになります。

「100点取れるまで努力したんだね!」
「いろんなやり方を試して、答えを見つけたね!」

「100点取れたなんて、本当に頭がいいね」

つまり、プロセスに目を向けることで子供は柔軟に考える思考を身につける土台ができます。

②もっと具体的に褒める

「たくさんの色を組み合わせて書いたら、カラフルになってかわいいね」
「ここは違う色を使って工夫したんだね」

「上手」
「よくできました!」

例でもわかるように的確にフィードバックしてあげることで、子供もモチベーションが上がりパフォーマンスが上がります。

③もっと質問する

大切なのは、子供がどう感じたか、そう思ったのかということであり、親がどう思うのかは重要ではありません。

質問を繰り返すことで言語化能力が高まります。
以下のような質問がいい例えです。

「今日、お友達と一緒にいて、一番楽しかったことは何?なんでそう思うの?」

逆に「はい」や「いいえ」で答えられる広がりのない質問はNGです。

上手な叱り方の4つのポイント

自分でできる子に育つほめ方叱り方

ほめるより叱るほうが難しいです。

すぐに「ダメ」「違う」と言ってしまいがちです。

子供が成長する叱り方はダメな理由をしっかりと伝えることと親の正直な思いをしっかり伝えてあげることです。

次が上手な叱り方の4つのポイントです。

上手な叱り方4つのポイント
  1. 「ダメ」「違う」をできるだけ使わない
  2. 結果ではなく努力やプロセスに目を向ける
  3. 好ましくない行動の理由を説明する
  4. 親の気持ちを正直に伝える

①「ダメ」「違う」をできるだけ使わない

「そうだったんだね」「わかるよ」から会話を始めましょう。

子供は「ダメ」「違う」といった言葉を聞き続けるとフラストレーションが爆発しやすい状態になります。

反対に肯定的な言葉から入ることで脳が戦闘モードに入るのを防ぎ、自分や他人に寄り添う柔軟性が生まれます。

「ダメ」という前に一呼吸置いて、子供が何をしたかったのか、何を言いたかったのかを理解してあげてから対話をしましょう!

②結果ではなく努力やプロセスに目を向ける

例えばこんなイメージです。

「40点しか取れないなんて、ひどい!頭が悪い」

これでは次の行動は生まれませんよね。そこで、

「40点だったのね。自分の目標には届かなかったみたいだね、次はどういうやり方をしたらもっと学べるようになるかな?」

このようにプロセスに注目してあげることが大切です。

③好ましくない行動の理由を説明する

具体的に説明してあげることで、自分の行動と結果の関係性を考えるきっかけを与えることができます。

そうすることで相手への思いやりの感情が生まれます。

例えば子供がスーパーで走っている場合は次のように声をかけましょう!

「走るとぶつかったりして、あなただけじゃなく、他の人もケガをするかもしれないからここは歩こうね」

ポイントは相手の気持ちを考えるきっかけを与えられるように、具体的に声をかけることです。

④親の気持ちを正直に伝える

「わたしメッセージ」を活用してみましょう。

「わたしメッセージ」とは、相手を批判したり否定したりせずに、「私」自身の気持ちを中心に自分自身がどう感じているか、またその理由は何かを伝えるコミュニケーション方法です。

わたしメッセージの4要素は「行動+感情+影響+提案」です。

親が子供を信頼してメッセージを投げかけることで、子供の思いやりの心を育てるきっかけになり、円滑な人間関係を築く力が身に付きます。

「自分でできる子に育つほめ方叱り方」まとめ

自分でできる子に育つほめ方叱り方
まとめ
  • 大人は子供のよきリーダーであり、環境を整えることが大切
  • 無条件の接し方を実践、子供の考え方と行動の理由に向き合う
  • ほめるときは3つのポイントを意識する
  • 特に、プロセスに目を向けることが大切
  • 叱るときは4つのポイントを意識する
  • 私メッセージを有効的に活用するといい

「自分でできる子に育つほめ方叱り方」について解説しました。

本書ではお父さんというワードはあまり出てきませんが、夫婦で子育てについて考えることが大切だと思います。

子育てに正解なんてないです。

親が学び子供と真剣に向き合うことが大切だと改めて感じさせられた本でした。

カッとなってついつい怒りすぎることもあると思います。
3児のパパとしてその気持ちはめちゃくちゃわかります。

怒ってしまった後にぜひこの本のことを思い出して、子供と向き合うことができれば、この本を読む価値があると思います。

子育てに悩んでいるパパ、ママはぜひ「自分でできる子に育つほめ方叱り方」読んでみてください!

ちなみに「自分でできる子に育つほめ方叱り方」はKindle Unlimitedで無料で読むことができます。

初めての人は30日間無料で読めるのでぜひこの機会に読んでみてください!

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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なかじ
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